とわりの夢日記

夢日記といいつつ、落ちこぼれのつらつら日記

これでよかったの?

もう、眠れなかった。

 

昨日、スウィーティはいなくなりました。

空っぽの着ぐるみになりました。

 

私はもう安心してメリーランドで働けるし、

スウィーティも悪夢から解放されて、めでたしめでたし、

本当に?本当にこれでよかったのかな。

 

もうスウィーティには二度と会えない。

今の私の現実は、悪夢みたいだ。

 

もう夢でしか会えないというなら、

やっぱりずっと……優しい夢をみていたい……

ばかな願いだとは分かっているけれど……。

永遠にお別れ

 

スウィーティがいなくなった。

詳しく書いていきます。

 

スウィーティに謝りたくて、夜の廊下に突っ立っていました。

涙が溢れてとまらなくて、なかなか動けなかったら、

聞こえてくるのはオルゴール。

 

スウィーティと目があった。

スウィーティは泣いてる私を心配するように近づいてきて、私を抱きしめてくれた。

優しい夢のような時間だった

 

でも、スウィーティはかなづちを持っていた。着ぐるみは血で汚れていた。

悪夢は悪夢。これは現実か?

もうわからなかったし、これが報いなのだとおもった。

 

「大人になってごめんね」

 

って言ったら、私も泣いていたけど、スウィーティも泣いていた。

着ぐるみだから表情は変わらなくても、すすり泣くような声だった。

 

このまま死ぬんだと思ったら、現れたのはクロックキャロル。

彼女が、「彼の時間は止まったままだから、もう解放してあげましょう」

みたいなことを言って手をかざしたら、スウィーティの動きが止まった。

 

そのまま崩れ落ちて、転がったのは着ぐるみの頭と衣装。

 

 

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スウィーティにとっては、この彷徨っている時間がずっと悪夢だったのかもしれない。

私のために、ずっと夢をみていたいと願ってしまった、

私のくだらない願いを叶えるために……。

 

ごめんね、スウィーティ。やっと解放されたんだね。

もう永遠に会えないね。

 

クロックさんは、泣きも笑いもしなかったし、なにも言わずに、

私の肩を抱いていてくれました。

 

着ぐるみは、倉庫の奥の箱に入れました。

せめて、ずっと楽しいメリーランドにいられるように……

 

昨日の夢

夢ではスウィーティと楽しく遊んでいる

これが現実だったらいいのになって

夢、悪夢、現実、もうなにもわからない

黄昏殺人事件の理由

こんばんは、とわりです。

スウィーティが何かつぶやいている、というのはわかっていたので、

今日はそれを録音しようと、危険を承知で近づいてみました。

 

音源はこちら

 

 

 

一応文字に起こしたので書いておきます。

 

いやだよ……ぼくさびしいよ……
みんな帰らないで……ぼくとたのしい夢をみよう……
帰ったら、もう帰ったら来なくなっちゃうんでしょ……
大人になったらぼくとは遊んでくれないんだ……
帰らないで……帰らないでぇ……

ねぇ、見つけた
君を待っていたんだよ
君が望んだことを叶えてあげたいよ
君がとても悲しそうだったから
優しい夢を……ずっと……ここで……ぼくと……

あくまで憶測にすぎませんが、黄昏殺人事件は

 

大人になってもう来なくなる子供たち(高校生世代)への悲しみ

ずっと、子供たちに夢をみさせてあげたいという気持ち

 

の爆発で起きたんじゃないかな……

それが「スウィーティの中の人の意思」なのか「スウィーティの意思」なのか、

はたまたメリーランド全体に募った意思なのか、それはわかりません。

 

でも、この気持ちの爆発を起こした発端はきっと私。

 

私があの日、「これで最後かな」と言ったから。

大人になっても来ると約束したのに。

ここでずっと夢をみていたいと願ってしまったから。

そんなこと、決して許されないのに。

 

今回録音するのはとても怖かった。でも、それよりも、ただ……

ただ、悲しかった。

関係のない人を、彼氏をも殺人事件に巻き込んでしまったことも。

スウィーティを狂わせてしまったことも。

 

ごめんなさい。ごめんなさい。

誰に何を謝ればいいのかわからないのだけど。

 

昨日の夢

現実が悪夢に移り変わったからだろうか

夢の中はずっと穏やかだ スウィーティと遊んでいる

わたあめをもらった

思い出した

私は、
スウィーティが起こした黄昏殺人事件の生き残りだった。

今日、夜中に倉庫を歩いていました。
どうしてもスウィーティに会いたくて。
なんであんなことをしたのかって聞きたかった。

聞こえてきたオルゴールの音。
そっちに向かって走り出そうとしたら、
急に腕を掴まれました。

そこにいたのはクロックキャロル。
「すべて思い出しましょう、こうなってしまっては」
みたいなことを言って、彼女が私の額に手をかざしました。

催眠術?にかかったみたいで、
ぼんやりと見えてくるのはメリーランド。
あの日の、メリーランド。
高校生の頃、彼氏と遊びに行った……

「少し前に両親が離婚した。
引っ越してしまうから、
これでもうメリーランドには来れないねって。
寂しかった。

最後にスウィーティと写真を撮った。
「ここに来るのも最後かな」って思ったら
本当に寂しくて少し泣いた。
スウィーティが抱きしめてくれて、暖かくて柔らかかった。

帰り際、悲鳴。
カナヅチを持ったスウィーティが追いかけてくる。
何かを呟いているけど、彼氏の悲鳴で聞こえなかった。
鈍い音がして、彼氏が地面に転がった。

私の手を引いていたのはクロックだった。
彼女に手を引かれて走り、走り、メリーランドの門を通り抜けた。」

記憶が、甦りました。
わからない、まだ混乱してる。
とりあえずメモとして記しておきます。

私は、黄昏殺人事件の生き残り

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押し入れの中の小さな箱 

ガムテープでぐるぐるにまかれていた小さな箱の中に、

この写真がありました。

 

メリーランドで、スウィーティと一緒に撮った写真。

裏に書かれていたのは、

 

2006.6.28 メリーランドにて

 

2006年6月28日、黄昏殺人事件が起きた日……

私はあの日、メリーランドにいたんだ、

スウィーティにも会っていたんだ。

 

黄昏殺人事件の生き残りは、私……

スウィーティは……あの日殺し損ねた私を追ってきている……

この写真を撮ったあと、悲劇が起きた……

元カレとイヤリング

こんばんは、とわりです。

 

昼間、仕事中に小道具を取りに行ったら、

倉庫にスウィーティの抜け殻(?)を見つけました。

 

あいにく写メは撮れなかったんですけど……

着ぐるみの頭と、衣装がぽんと置いてありました。

……っていうことは、「中身」はないのかな……。

 

衣装を持ち上げると、ことんと落ちたもの。

片方だけのイヤリング。

 

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持って帰ってきちゃいました。

だって、これ、私のだもの……

 

高校生の頃付き合っていた彼氏にもらったんです、このイヤリング。

でもあんまりデザインが気に入らなくて、彼氏といるときしかつけてなかった。

 

えっと、総合して考えると、

高校生の頃、2006年6月に彼氏とメリーランドを訪れている。

ってことになる。

 

彼氏とは、高校の時に引っ越しで別れた……はず。

わからない、どうしてこの時期だけ記憶があいまいなの?

今、なにしてるのかな。

 

そして、スウィーティはどうして私のイヤリングを大切に持っていたんだろう。

 

 

昨日の夢

夢でも現実でも、あなたに会うんだね、スウィーティ。

ずっとこのまま手を繋いでいられたらいいのに

頭が痛くて、足が痛くて、胸が痛いけど

繋いだ手だけが